今年喪中で大変な思いをされた方、本当にお疲れ様です。
色々やるべきことがあり、戸惑う部分も多かったと思います。
私にも経験があります。
あとは喪中はがきですね。
しかし、喪中はがきのマナーはよく分からないものです。
年賀状と違いそうめったに出すものではないですからね。
今回はそんな喪中はがきのマナーを分かりやすく簡単にお伝えします。
この記事でわかること
・喪中はがきとは
・喪中はいつからいつまで
・誰に出す
・出すのはいつ頃
・年賀状が来てしまったら
喪中はがきとは
親族が亡くなったときに出す年賀欠礼状のことです。
「今年は喪に服しているので年賀状はご遠慮します」という意味です。
もともとは明治・大正期に皇室に不幸があったときの習慣で年賀欠礼が行われていました。
それが昭和期には入り年賀状が普及したことにより、一般家庭の喪中でも年賀欠礼状を出すようになりました。
喪中の期間
明治七年の太政官布告によって、亡くなった人との間柄によって忌中と喪中の期間が決められました。
喪中に関しては3カ月となっています。
つまり、3カ月過ぎれば喪中が終わり年賀状を出しても良いのです。
しかし、それは百年以上前の決まりごとです。
現代においては、お正月を祝う気持ちになれないという意味で、喪中は一年間というのが一般的です。
喪中はがきは誰に出す
一般的には年賀状を頂いている方にはすべて出します。
お葬式に参列頂いた方に対しても出す方が良いとされています。
だだし、親族の間では話し合いで省略する場合もあります。
先に喪中はがきを頂いたとき
先方も喪中である場合、こちらから出して良いのか迷いますね。
しかし、自分も親族が亡くなり喪に服しています。
このことを知らせる意味からも喪中はがきは出しましょう。
喪中はがきにはお悔やみの言葉を一言そえてください。
年賀状のつき合いがなくても亡くなったことを知らせたいとき
喪中のお知らせと、今年のお付き合いをお願いする文面で寒中見舞いを出しましょう。
年賀状のつき合いがなく年賀状を初めてい頂いたとき
年賀状を頂いたお礼と喪中のお知らせする文面で寒中見舞いを出しましょう。
寒中見舞いを出すのは松の内(1月7日)明けから立春(2月4日)までが基本です。
喪中はがきはいつまでに出す
相手が年賀状を出す用意をする前の、11月下旬から12月上旬に出します。
喪中はがきを出すつもりで投函時期が遅れたとき
年賀状を出すつもりでいたが年末に不幸が起きたとき
喪中はがきは間に合いません。
いずれも年賀状を頂いてから喪中を知らせる形になります。
そのときは、年賀のご挨拶ができなかった詫びの言葉をそえて寒中見舞いを出しましょう。
年賀状を出したあとに不幸が起きたとき
配達前であれば郵便局に行き取り戻し請求をすれば年賀状を回収できます。
ただし、年賀状がまだ集配局にあれば手数料は無料ですが、もし移動していたときは570円の手数料がかかります。
この場合も寒中見舞いは出しましょう。
喪中で出せなくなった年賀状は?
処分せず、年賀状を持って郵便局に行きましょう。
通常切手や郵便はがき、レターパック等と無料で交換できます。
ただし、請求書に必要事項を記入して提出する必要があります。
喪中はがきを出したのに年賀状が来てしまった
基本的に喪中はがきは「今年は喪に服しているので年賀状はご遠慮します」というものです。
「喪中なので年賀状は送らないでください!」という意味合いはありません。
なので、年賀状を受けっとたとしても自分に対する失礼にはあたりません。
しかし意図的ではなく、自分や相手のミスで送られて来ることもあります。
原因はおおよそ2つ考えられます。
喪中はがきの投函が遅れ相手の年賀状と行き違いになった自分のミス
これも微妙ですが、年賀状が届く枚数が多ければその可能性もあります。
基本的には出さなくても良いのですが、気になる場合は寒中見舞いで行き違いを詫びましょう。
喪中はがきを早めに受け取ったのに年賀状をうっかり出してしまった相手のミス
これも真偽がはっきりしないところです。
しかし、相手が喪中であることを本当に忘れている場合もあります。
気になるときには寒中見舞いを出しましょう。
ただし、「喪中はがき届きましたか?」みたいな相手のミスを指摘する表現は避けます。
以上、簡単ではありますがお役に立てれば幸いです!